井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた6人。去就が注目される選手たち
2024/11/01
産経新聞社
福島章太
投打:左投左打
身長/体重:177cm/92kg
生年月日:2002年10月24日
経歴:倉敷工
ドラフト:2020年ドラフト4位
高卒4年目の福島章太も、無念の戦力外通告を受けた。
倉敷工では、1年時からエースナンバーを獲得した福島。ところが、2年春に左肘を疲労骨折し、苦しい時期を過ごした。
集大成の3年時は、新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止に。それでも、ドラフト会議で中日ドラゴンズから4位指名を受け、NPBへの切符を手にした。
高卒1年目は、左肩の故障で実戦登板を果たせず。それでも、育成選手として迎えた翌2022年は、ファームで18試合に登板して6勝をマーク。同年オフに支配下復帰を果たした。
昨季はファームでの成績が向上し、33試合の登板で防御率2.70をマーク。一方、36回2/3を投げて21四死球を与えるなど、制球に不安は残っていた。
同年は一軍のマウンドに上がるも、4試合の登板で防御率は13.50。プロの壁を痛感したシーズンとなった。
今季はファームでも数字が悪化し、23試合の登板で防御率5.30。22回2/3を投げて29四死球を献上するなど、課題を改善できなかった。
そんな中、10月29日に戦力外通告を受けた福島。分厚い投手層を前に、埋もれる形となった。
【了】