【6月27日~30日セ・パ第21節展望】セ貯金を独占、広島はどこまで連勝を伸ばせるか
2016年6月27日~6月30日までの第21節、勝負のポイントはどこにあるか。
2016/06/28
<パ・リーグ>
6位・オリックス(5勝)ー5位・楽天(4勝) 那覇
沖縄開催の2連戦となる。せっかくのゲームが最下位争いになってしまうとは、非常に残念だ。レベルの高いゲームを展開し、野球熱のある沖縄県民を熱狂させてほしいものだ。オリックスの先発は西が上がる。約2カ月勝ち星がなく、悩める右腕エースだ。このまま彼は、普通の投手になり下がってしまうのか。本人自身の胆力に懸けるしかない。2戦目は山田の予定だ。前回登板で好投を見せ、チャンスをつかみかけている。近藤一や山崎福が期待を裏切ってきただけに、ローテーションをつかみ取るためにも、ゲームをしっかり作りたい。打線は中島を抹消するなど、日々、テコ入れをしているが、成果が出ていない。奥浪や大城ら若手に期待は掛かるものの、しっかりと打線の格を作れていないのは首脳陣の責任だ。現在6連敗中。このまま連敗が続くようだと、重大な決断を下さなければいけない時期に来ている。
楽天は交流戦からやや調子を上げてきたが、前節はソフトバンクに負け越した。ただ、試合内容は決して悪くはなかった。初戦先発は塩見が上がる。貯金を作れており、ここ数試合は長いイニングの登板が続いている。イニングの失点を少なく抑え粘り強く投げていきたい。2戦目は釜田と予想する。交流戦では3試合に登板し、いずれも好投。2勝を挙げた。セリーグ相手だったということはないように、パリーグを相手でもしっかり結果を残したい。もともと力のある投手だ。ここからが実績を積み重ねるときだ。打線は、チームに貢献してきたルーキー・茂木の離脱は痛い。しかし、考えてみると彼は昨季まではいなかった選手だ。長くチームに在籍する選手たちの逆襲を見たい。岡島、島内ら主力に左打者が偏っているが、チャンスメーカーがしっかりと作り、ウィーラー、銀次、後藤らで確実に加点していきたい。選手を育成しながら、上位進出をうかがいたいところだ。