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ロッテ田村龍弘、目下6月の首位打者。打撃開眼か? 確変か?

千葉ロッテマリーンズの田村龍弘が“確変”しはじめている。今季の交流戦前までは打率が2割に達していなかったが、6月度は「打率.389」でパ1位。果たして、打てる捕手となったのだろうか。

2016/06/28

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里崎の引退後は主に田村がスタメンマスク

 ロッテの捕手、田村龍弘は昨日の東京ドームでのソフトバンク戦で、3回にタイムリーの右前打、5回には得点に結びつく左前打を打った。

 田村は光星学院から2012年ドラフト3位でロッテに入団。チームの要だった里崎智也の引退に伴い、後継の正捕手を争う一人だった。

 里崎がレギュラーを外れた2013年以降、ロッテの捕手陣は一長一短のある複数の選手の競争が続いた。

 2013年以降のロッテの捕手の一軍出場試合数を並べてみた。打撃成績は他のポジションのものを含む。

【2013年】

江村直也 63試合 0本塁打 7打点 .171

金澤 岳 53試合 0本塁打 7打点 .198

川本良平 46試合 0本塁打 5打点 .187

里崎智也 46試合 3本塁打17打点 .224

田村龍弘 7試合 0本塁打 1打点 .286

【2014年】 里崎はこの年限りで引退。

江村直也 42試合 0本塁打 1打点 .208

金澤 岳 28試合  1本塁打 5打点 .199

川本良平 21試合 2本塁打 6打点 .158

里崎智也 15試合 0本塁打 4打点 .243

田村龍弘 48試合 0本塁打 10打点 .156

吉田裕太 50試合 2本塁打 7打点 .220

【2015年】

江村直也 12試合 0本塁打 0打点 .000

田村龍弘 117試合 2本塁打 32打点 .170

吉田裕太 63試合 1本塁打 9打点 .227

 2015年には、田村が正捕手の座をほぼつかんだ。投手陣の信頼も得るようになったが、打撃面の向上が最大の課題だった。2割に満たない打率では「専守防衛」でしかない。

 今季も開幕から4月.194、5月.188と低調だったが、6月に入って急激に打ち始め、今季通算打率を.266まで伸ばした。

【2016年】

江村直也 6試合 0本塁打 2打点 .125

金澤 岳 1試合  0本塁打 0打点 .000

田村龍弘 68試合 1本塁打 24打点 .266

吉田裕太 21試合 0本塁打 0打点 .000 

 他の捕手を控えにまわして、しっかりと正捕手の座をつかんだ。

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