ロッテ田村龍弘、目下6月の首位打者。打撃開眼か? 確変か?
千葉ロッテマリーンズの田村龍弘が“確変”しはじめている。今季の交流戦前までは打率が2割に達していなかったが、6月度は「打率.389」でパ1位。果たして、打てる捕手となったのだろうか。
2016/06/28
パで6月の打率1位は田村
それだけではない、6月のパリーグの打撃10傑は以下の通りだ。(27日試合終了時点)
1. 田村龍弘 ロッテ 72打数28安打1本塁打13打点 .389
2. 森 友哉 西武 71打数27安打3本塁打9打点 .380
3. 加藤翔平 ロッテ 59打数22安打0本塁打4打点 .373
4. デスパイネ ロッテ 76打数28安打3本塁打13打点 .368
5. 細谷 圭 ロッテ 72打数26安打1本塁打10打点 .361
6. 角中勝也 ロッテ 78打数28安打2本塁打14打点 .359
7. レアード 日本ハム 76打数27安打5本塁打17打点 .355
8. 鈴木大地 ロッテ 79打数28安打1本塁打13打点.354
9. 秋山翔吾 西武 89打数31安打1本塁打10打点 .348
10. 陽岱鋼 日本ハム 81打数28安打5本塁打17打点 .346
10傑にロッテの選手が6人も入る盛況だが、田村は並みいる強打者を押しのけて、目下6月の首位打者となっている。
交流戦で打撃が開花し、MVPに輝いたソフトバンクの城所龍磨だが、リーグ戦再開後は17打数1安打と失速し、月間打率を.343まで落とすなかで、一躍月間MVP候補に躍り出た。
伊東監督は状態がいい田村の打順を8番に固定したまま。「恐怖の8番」が、好調ロッテ打線にさらなる迫力を加えている。
田村龍弘も一時的な“確変”選手なのか、それともこれをきっかけに里崎智也のような、打てる捕手へと成長し、正捕手の座をゆるぎないものとするのか。今後が気になる。