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盗塁数の増加から森脇監督が目指すスピード野球が見えた!【ファンがつける、オリックス・バファローズ2014通信簿】

いよいよ2014年も残すところ1カ月を切った。12月は12球団のファンに2014年の通信簿をつけてもらい、来季への期待も含めて声を掲載していきたい。第1回目はオリックス・バファローズだ。

2014/12/06

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監督の声を、もっとファンに発信してほしい!

【ベンチワーク 4点】

 昨年から謎采配が多かった森脇監督だが、今季も某テレビ番組で「夢に出て来た選手を使った」と話すなど、その結果が4番ヘルマン(全く機能せず)だったとしたら問題だという意見が多数出た。

 しかしながら、コーチ陣を刷新したことで、昨年よりも森脇野球ができた印象は強い。

 その一番の証拠として盗塁数の増加がある。

 昨年「SPEED α」をスローガンに掲げながらも、うまく機能しなかったことを2年目で達成できたのは、チームにとっても大きい。

 その他の問題点や課題としては、バントやセーフティスクイズの乱発と失敗の多さや、10.2福岡決戦のマエストリを交代するタイミングなど勝負どころでの采配について厳しい意見が出ていた。

 私は森脇監督からもっとファンに向けたメッセージがあったほうがいいと思う。
 試合後のインタビューでよく出る言葉である「おっしゃるとおりです」にしてもグッズにするくらいの広い気持ちがほしい。

 監督に発信力があればチームはもっと取り上げられるはずだ。

FCの充実など、ファンサービスも向上している

【総合 4点】

 優勝しない限り5点満点はない。ただし開幕前には史上最低と言っても過言じゃない状況だったことを考えると、あと一引き分けで優勝まで届くような戦いを最後までソフトバンクと繰り広げたことに対しての評価はしっかりとしなければいけない。

 秋以降投手陣の疲れから取りこぼしが目立ったのは悔しいところだが、前回2位だった2008年の翌年が最下位になったようなチームではないと思う。

 球団が掲げた「さらに、ひとつになろう」というスローガンや、FC特典にしたサードユニやグッズに対する評価も高く、まだ他球団に比べて足りない部分もあるものの、今季は球団のサービスも昨年より向上したのは間違いない。

「叶うべき夢の先へ」ほとんどのオリックスファンは毎年毎試合いや毎日のようにこの言葉を頭に浮かべながら生活をしている。

 来季は満場一致で総合5点がつけられるチームになってほしい。オリックスファンとしてはここ数年で最も楽しいシーズンだった。

 オリックス・バファローズに感謝!

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