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2024年プロ野球ドラフト会議、球団別評価は? セリーグ6球団の指名戦略を徹底分析!

2024/10/25

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東京ヤクルトスワローズ

ヤクルト・高津臣吾
 
 投手陣が課題の東京ヤクルトスワローズ。今回のドラフトでは即戦力投手のみでなく、将来性のある内野手指名にも成功し、バランスよく指名できたと言えるだろう。
 
 何より大きかったのは、中村優斗(愛知工業大)の一本釣りに成功したことだ。中村は最速160キロを誇る一方、制球力があるのも武器となる。投手力に悩むチームにとって、これほど頼もしい存在はいない。
 

 
 2位では、強打の外野手として注目されていたモイセエフ・ニキータ(豊川高)を指名。今春の甲子園では低反発バットながらも、ライトスタンドに本塁打を放った。将来のスラッガー候補として、活躍を期待したい選手だ。
 
 3位指名の荘司宏太(セガサミー)は、チェンジアップが大きな武器となる左腕。コントロールに課題は残るが、ダイナミックなフォームから140キロ後半のストレートやチェンジアップ、スライダーなどを投じる。リリーフとして、活躍が期待される。
 
 4位指名された田中陽翔(健大高崎高)は、将来性豊かな大型内野手。主に遊撃を守り、今春の甲子園では打率.350(20打数7安打)をマークした。ヤクルトは長岡秀樹や村上宗隆などの高卒野手が成長する傾向にあり、田中もその1人になれるか注目だ。
 
 5位指名を受けた矢野泰二郎(愛媛マンダリンパイレーツ)は、強肩が光る捕手。また、高卒4年目の今季は打撃が開花し、62試合の出場で打率.303、4本塁打、19打点の活躍を見せた。”打てる捕手”として、正捕手争いに割って入りたい。
 
 育成3位では、オイシックス新潟アルビレックスBCの下川隼佑を指名した。今季は先発やリリーフとして40試合に登板し、102三振を奪ってイースタンリーグの奪三振王を獲得。悲願のNPB入りを果たし、ここから新たな挑戦が始まる。

 

 

 
【了】

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