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巨人ファンが語る「FA大竹寛の補強が大成功だった理由」とは?

昨年オフに巨人は片岡と大竹をFAで獲得した。その代わりの人的補償で西武、広島に脇谷と一岡が移籍。特に一岡が広島でブレイクしたこともあり、「大竹を獲得しなければ…」といった意見もあった。果たして本当にそうだったのだろうか?

2014/12/05

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両チームにとってベストな移籍だった

 一岡竜司、年俸倍増。
 
 今季31試合に投げ、防御率0.58の活躍。契約更改では1350万円アップの推定2400万円でサイン。
 スポーツ各紙で報じられる嬉しそうな一岡の表情を見て、「本当に広島に行って良かったな」と思った。
 
 若手選手は、鮮度が命。
 永久に期待の若手でいられるわけではないし、いつ故障するかもわからへん。
 最高の素材もお客に出すタイミングを逃したら、2軍で腐っちまう。
 京王よみうりランド駅からジャイアンツ球場に行く途中の坂道には、プレーヤー手形プレートが埋め込まれている。
 
 2009年当時の背番号順の並びだが、今はもうチームを去った選手も数多い。嫌でも痛感する、プロ野球界はわずか5年で大幅に面子が変わっちまうリアル。
 
「急げ、時は待ってくれない。早く時間を止めろ。さもないと、金も、名誉も、女も、若さも皆逃げていく」
 
 ビートたけしはそう言った。一岡にとって、移籍するなら今シーズンがベストのタイミングだった。去年なら早すぎたし、来年なら遅すぎただろう。これで良かったと思うぜ。肩の調子を万全にして、いつか広島のクローザーになってくれよ一岡。
 
 巨人ファンは、この人的補償「一岡ショック」の反動でFA移籍してきた大竹寛をディスりがちだ。っていうか、大竹のスタッツ云々じゃなく、プロテクトをミスった巨人フロントへの怒りが大竹に向かってるのは否めへん。だって、脇谷が人的補償だった片岡に対しては、そこまで非難の声はないじゃん。チャンスに強いとかボンヤリとした賞賛の声が多い。顔か?男は顔か?ちきしょーっ!
 
 あ、すいません取り乱しました。シーズンも終わったし、ここらでひとつ冷静になってみようぜ。
 
今季22試合(投球回129.0)、9勝6敗、防御率3.98。
9月に右肩の故障で戦線離脱し、クライマックスシリーズでは登板できず。
あれ?絶賛するほどじゃないし、かといってディスるほど悪くもないっすね。
良くも悪くも、大竹さん普通に家で生活していました的な成績。

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