巨人ファンが語る「FA大竹寛の補強が大成功だった理由」とは？
昨年オフに巨人は片岡と大竹をFAで獲得した。その代わりの人的補償で西武、広島に脇谷と一岡が移籍。特に一岡が広島でブレイクしたこともあり、「大竹を獲得しなければ…」といった意見もあった。果たして本当にそうだったのだろうか？
2014/12/05
V3に貢献した大竹の存在価値
確かにローテ投手としては、クオリティ・スタート率（先発して6回3自責点以内）50％はちと厳しい。
でも、すべてをチャラにするのが中日戦での異様な勝負強さだ。
7試合に先発して、6勝1敗、防御率2.96。
巨人の対中日戦勝ち越し8つのうち、大竹が一人で「貯金5」を稼いでいる。
これは事件だ。
2010年以降の巨人の対中日戦の成績を見てみよう。
10年 9勝15敗
11年 12勝10敗2分
12年 11勝10敗3分
13年 13勝10敗1分
通算45勝45敗6分
えっ？ヤラセ？ちゃうがなガチっすよ。
近年は完全イーブンだった両チームの対戦成績も、2014年シーズンは巨人の16勝8敗と一気に差がついた。
なぜなら巨人に大竹が加入したから。
恐るべし、ドラゴンズキラー大竹寛。
ここで、そりゃあ中日のチーム状況が悪かっただけじゃねえかなんて突っ込みは野暮だろう。
よく大竹は「10勝10敗の投手」とかディスられがちだ。
けど、1軍で二桁近く勝つってファンが思う以上にハードル高いぜ。
セドンを見てれば助っ人補強はギャンブルだし、宮国や今村を見ていると若手を過剰評価するのは危険すぎる。
そうね、彼がエースならありえへん。
けど、ローテ5番手でいてくれたら有りがたい。
元々そういう補強だったわけでしょ。杉内兄やんの5分の1の年俸っすよ。
長いペナントでは、地味だけど最低限の仕事をしてくれる投手の存在がモノをいうわけさ。
チームはギリギリのV3達成。大竹がいなかったら、誰がどう見てもヤバかった。
10勝10敗、いいじゃない。
契約更改、遅刻してもいいじゃない。
ゴルフなのに、家にゴルフクラブ忘れてもいいじゃない。
大竹寛、いいじゃない。
最近、そう思うよ。
See you baseball channel･･･