【PR】 後半戦の注目プレイヤー[セ・リーグ編] 小宮山悟氏に聞く ~リアル連動プロ野球ゲーム「ベースボールマニア」企画特集~
2016/07/11
「新人王有力候補は今永、山田の成績が楽しみ」
実際のプロ野球の成績がリアルにゲームに連動する「ベースボールマニア」。交流戦も終わり、レギュラーシーズンが再開。ペナントレースもいよいよ後半戦へ突入した。ソフトバンク、広島が首位独走するが、後半戦さらにプロ野球を楽しむために、さらにリアル連動プロ野球ゲーム「ベースボールマニア」で高ポイントを獲得するためにどんな選手に注目すべきか、プロ野球解説者・評論家の小宮山悟氏に聞いた。前編はセ・リーグだ。
ルーキー今永昇太(DeNA)は、プロのアベレージ以上の能力
――今回は小宮山さんに、後半戦で活躍しそうな選手をピックアップしてもらいます。
まずルーキーからお願いいたします。今シーズンは例年に比べてもルーキーが活躍していますね。
小宮山 その筆頭は、DeNAの今永昇太ですね。ボールのスピード、質、コントロール、すべてにおいてプロのアベレージ以上をキープしている。右打者の外角へナチュラル気味にシュートするボールを有効に使えるのも魅力です。故障さえしなければ、後半戦もそれなりの成績を残すでしょう。新人王の有力候補です。その今永とバッテリーを組む戸柱恭孝もルーキーながら、ラミレス監督の大抜擢に応えていると思います。
――ほかのルーキーはいかがですか?
小宮山 広島の岡田明丈もいいですね。初勝利まで時間を要したけれど、能力的には高いので、後半戦も先発ローテーションの一角として活躍すると思います。彼の長所は、良い意味で地味なところ。びっくりするような投球をしないけれど、毎試合5~6回を2、3点で抑えてくれる。ベンチとしては、非常に使い勝手の良い投手ですね。後は阪神の髙山俊。開幕からレギュラーとして出場し続けているので、いまさら言うのもなんですが、彼も結果を残すでしょう。
鈴木誠也(広島)には「チャンスを掴む能力」がある
――なるほど。では次に、ルーキーを除いた期待の若手選手をチームごとに挙げてもらえますか? 6月末時点の上位球団から順番にお願いします。
小宮山 広島は、何といってもミラクル鈴木誠也でしょう。素質があることはわかっていましたが、なぜこのタイミングでブレイクできたのか……正直、わかりません(笑)。ただ、彼が何かを“持っている”ことは確か。でなければ2試合連続サヨナラホームランなんて芸当はできません。そういうチャンスの場面で打席に立っているという、めぐり合わせは事実ですからね。
――運も実力のうちという意味でしょうか。
小宮山 チャンスをものにしてレギュラーの座を掴む。さらにチャンスを掴み続けてチームの顔と呼ばれる選手に成長する。プロ野球選手とは、そうやって出世していくんですよ。私は現役時代、先輩から「チャンスは自分の横から流れてくる」と教わりました。チャンスが目の前に来た時に掴み損ねると、そのチャンスがグルっと一周して、また自分のところに来るまで待たなければならない。
――まるで回転ずしのようですね(笑)。
小宮山 センスのある選手は、箸でひょいと掴み上げるし、進行方向に回り込んで体で受け止めるという泥臭い方法もあります。いずれにしても、プロ野球選手にとってチャンスを掴む能力は大切です。才能があっても目が出ない選手はたくさんいますからね。
――なるほど。では次に巨人をお願いします。
小宮山 巨人の場合は注目といっても、ほぼレギュラーが固定されているのでピックアップするのがなかなか難しいですね……その中であえて挙げるとすれば、大田泰示でしょう。何年も期待され続けながら、レギュラーに定着できないでいる。しかし、潜在能力は群を抜いているので、何かのきっかけで、後半戦にいきなり素晴らしい成績を残したとしても驚きません。それくらいの器です。
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