東京ヤクルト・由規、支配下選手契約「1球1球噛みしめながら投げたい」。背番号は11に【囲み取材全文】
東京ヤクルトスワローズの由規が5日、支配下選手としての契約を締結した。背番号は再び11番となった。
2016/07/05
菊田康彦
去年で切られても……という覚悟はあった
──今日はどういった契約を?
背番号121番から11番に戻ったということで、はい。また新たな気持ちでというか、また新しく11番を背負う気持ちでサインしました。
──再び支配下選手となった今の率直な気持ちは?
(昨年11月に)育成契約をしていただいた際に言ったと思うんですけど、支配下になった時に一軍の試合が決まるっていうのはわかっていたことなので、あらためて契約したということで、一軍の試合に投げられるんだなっていう気持ちも出てきました。まあ、ここがゴールじゃないので、とにかく一軍で投げて勝つことを目標に頑張りたいと思います。
──「早く背番号を11番に戻したい」と言っていたが。
そうですね。3ケタだったのですごく重たい番号だったですけど、さっき言ったように今まで着けていた11番っていうよりも、ホントに新しい気持ちで11番を背負うという気持ちに今はなってますので、新鮮な気持ちで一軍に合流できるんじゃないかなと思います。
──球団からはどんな話を?
一軍で投げることがホントの勝負だということで、「期待している」と言っていただけたので、その期待に応えられるように、とにかく自分の仕事をやるだけだなと思っています。
──育成契約からここまでを振り返って。
うーん…去年の秋に育成契約をして、僕の中では去年で切られてもおかしくないなっていう気持ちというか、覚悟もありました。そういった意味で、もう1年チャンスをもらえたんだなっていう気持ちで(育成)契約をしました。育成期間というか、今日までの期間はあまり長いものじゃなかったので…期間が決められている中で、1試合1試合が勝負で、アピールしなきゃいけないという立場で、ほかのピッチャーに比べて登板機会も少なかったですけど、1試合1試合噛みしめながらというか、投げれば投げるほど自分の感覚も良くなってきたりしながら、自分でも手ごたえも出てきたし、ここまできたらホントに技術的な問題じゃなくてあとは気持ちの問題だと思うんで。一軍の試合になれば冷静になれるかわからないですけど、とにかく今までモヤモヤした気持ちを全部吹き飛ばすぐらいというか…。たぶんいろいろなことを考えながら投げると思いますけど、1球1球ホントに噛みしめながら投げたいなと思います。