東京ヤクルト・由規、支配下選手契約「1球1球噛みしめながら投げたい」。背番号は11に【囲み取材全文】
東京ヤクルトスワローズの由規が5日、支配下選手としての契約を締結した。背番号は再び11番となった。
2016/07/05
菊田康彦
絶対に勝つという気持ちで臨みたい
──5年ぶりに一軍で投げるという実感は湧いてきた?
リハビリをやってる時は、とりあえず神宮で投げるイメージを持ちながらずっと練習してきましたけど、いざ登板が近づいてくると、イメージが湧かなくなってきてるのが本音なんですけど。今日から一軍に合流するので、そこで緊張感も出てくるだろうし、投げる前日なんかは気が気じゃないかもしれないですね。まあ、そこは心の準備はしっかりできると思うので、その日にベストパフォーマンスを出せるように調整していきたいなと思います。
──肩も含めコンディションは問題ない?
そうですね。特に問題ないですし、むしろ前回のファームのジャイアンツ戦(6
月22日)からだいぶ調整期間もいただいてるので、その分しっかり準備して臨みたいなと思います。
──あらためて今シーズンの目標は?
長いことリハビリしてるとどんどん欲が出てきて、一軍で投げるのは当たり前で、一軍で勝ってローテーションに入ってと、どんどん目標が膨らんでいったんですけど、今年に限っては「とにかく一軍で1球でも投げる」っていう目標にハードルを下げたことで、自分の中でも気持ちも楽になったし、その1球のためにずっと頑張ってきたので、やっとその舞台に立てるっていう嬉しい気持ちもあります。でも、一軍のマウンドに立ったら、とにかく絶対に勝つんだという気持ちで臨みたいと思います。