チームによっては主力級!? DeNA、2024年現役ドラフト注目選手6人
2024/12/06
産経新聞社
勝又温史
投打:右投左打
身長/体重:180cm/83kg
生年月日:2000年5月22日
経歴:日大鶴ヶ丘高
ドラフト:2018年ドラフト4位
昨オフに支配下契約を勝ち取った勝又温史。だが、外野手が豊富なチーム状況なだけに、難しい立ち位置にいる。
日大鶴ヶ丘高から、2018年ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団。投手としてプロの世界に入ったが、ファームでも苦しい投球が続いた。
2021年には二軍戦31試合にリリーフ登板し、3勝1敗、防御率1.83をマーク。しかし、34回1/3を投げて40四球を与えるなど制球難に苦しみ、同年オフに戦力外通告。育成再契約を結び、野手として再スタートを切った。
すると、翌2022年はファームで69試合に出場し、打率.293、6本塁打、23打点をマーク。翌2023年も105試合の出場で打率.272を残し、同年オフに支配下復帰を果たした。
打者として非凡な才能を発揮していた勝又は、今季のオープン戦で打率.294(17打数5安打)をマーク。しかし、開幕まで状態を維持できず、二軍スタートとなった。
5月には右有鉤骨摘出術を行い、6月に実戦復帰。9月7日のロッテ戦で満塁ホームランを放つシーンなどもあったが、最終的にはファームで57試合の出場で打率.246、3本塁打、24打点の成績に終わり、一軍デビューはお預けとなった。
育成の期間があったとはいえ、プロ6年間で一軍出場がないのは厳しい現実を示している。打力のある外野手なだけに、現役ドラフト候補に挙がってもおかしくない。
【了】