チームによっては主力級!? 広島、2024年現役ドラフト注目選手6人。出場機会を求める選手たち
2024/12/03
産経新聞社
中村奨成
投打:右投右打
身長/体重:181cm/84kg
生年月日:1999年6月6日
経歴:広陵高
ドラフト:2017年ドラフト1位
かつて、夏の甲子園を沸かせた中村奨成だが、厳しい立場といえるだろう。
広陵高では1年時からベンチ入りし、3年時に大活躍。甲子園で6本塁打を放つなど、数々の記録を樹立してチームを準優勝に導いた。その後、地元球団の広島東洋カープにドラフト1位で入団した。
一軍デビューを果たしたのは、高卒3年目の2020年。外野手にも挑戦した翌2021年は一軍で39試合に出場し、打率.283(53打数15安打)、2本塁打、5打点、3盗塁をマーク。一軍定着への足がかりを築いた。
しかし、そのままスター街道を駆け上がることはできず。翌2022年は27試合の出場で打率.193(57打数11安打)、2023年は18試合の出場で打率.150(20打数3安打)と、高校時代の活躍は見る影もない状態になった。
今季は一軍とファームを行き来する状態となった中村奨。8月のDeNA3連戦では13打数5安打と結果を出す場面もありながら、最終的には30試合の出場で打率.145(69打数10安打)、1打点という苦しい数字に終わった。
現役ドラフトの対象となった際には、目玉となり得る存在だろう。