まさかの“直訴”で…プロ野球、他球団移籍を志願した歴代選手6人。フロントへ希望を伝えたが…?
2024/12/20 NEW
産経新聞社
プロ野球 最新情報
プロ野球の世界では現在、フリーエージェント(FA)制度や、現役ドラフト制度などが導入され、NPB内での移籍の活性化が図られている。一方で、選手が出場機会の増加や、環境の変化を求めた例も存在する。そこで今回は、他球団への移籍を希望した歴代選手を紹介したい。
今シーズンのプロ野球はDAZNで生中継!
月額1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
月額1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
山﨑武司
投打:右投右打
身長/体重:182cm/100kg
生年月日:1968年11月7日
経歴:愛工大名電高
ドラフト:1986年ドラフト2位
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで活躍した山﨑武司。波乱万丈だった野球人生の中で、トレード移籍を志願した過去があった。
愛工大名電高では強打のキャッチャーとして活躍すると、1986年ドラフト会議で地元球団の中日から2位指名を受けた。
レギュラー定着には時間を要したが、高卒10年目の1996年に打率.322、39本塁打、107打点の好成績を残し、本塁打王を獲得。チームに欠かせない戦力となった。
しかし、2002年に山田久志氏が監督就任後、不振も続いて出場機会が激減。同年オフに自らトレード移籍を球団に志願すると、平井正史とのトレードでオリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)へ移籍した。
オリックスでは結果が伴わず、2004年に戦力外通告を受けると、2005年から楽天に移籍。同年は5年ぶりの規定打席に到達し、チーム最多の25本塁打を放った。
さらに、2007年には141試合の出場で打率.261、43本塁打、108打点の成績で本塁打王と打点王の打撃2冠を獲得するなど、主軸打者として躍動。39歳にして見事な復活を遂げた。
2012年からは古巣の中日に復帰。プロ通算403本塁打の実績を残して、2013年限りでユニフォームを脱いだ。