まさかの“直訴”で…プロ野球、他球団移籍を志願した歴代選手6人。フロントへ希望を伝えたが…?
2024/12/20 NEW
産経新聞社
田尾安志
投打:左投左打
身長/体重:173cm/78kg
生年月日:1954年1月8日
経歴:泉尾高 – 同志社大
ドラフト:1975年ドラフト1位
ヒットメーカーとして活躍した田尾安志も、自ら移籍を志願した過去がある。
泉尾高ではエースを務め、卒業後は同志社大学に進学。1975年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した。
プロ1年目から67試合の出場で打率.277をマークして新人王に輝くと、1982年には129試合出場で打率.350、174安打を記録。同年から3年連続最多安打のタイトルを獲得するなど、好成績を残し続けていた。
そんな中、1985年の春季キャンプ直前に西武ライオンズへのトレード移籍が決定。これには反対の署名運動まで起こった。
西武では日本一を経験するも、自身は思うような力を発揮できず、成績が低下。1986年オフには自らトレードを希望し、阪神タイガースへの移籍が決まった。
阪神ではかつてのバッティングを取り戻し、1990年は119試合に出場。規定打席に到達して打率.280をマークした。
しかし、翌1991年はコンディションが整えられず、わずか40試合の出場に。同年限りでユニフォームを脱いだ。