ドラゴンズの若手ホープは? 中日、来季のブレイク候補6人。未来を担う選手たち
2024/12/20 NEW
産経新聞社
濱将乃介
投打:右投左打
身長/体重:181cm/81kg
生年月日:2000年5月3日
経歴:東海大甲府高 – 四国・高知 – 日本海・福井
ドラフト:2022年ドラフト5位
今季から外野手に転向した濱将乃介。プロ3年目の来季は勝負の年であり、チャンスの年でもある。
独立リーグの福井ネクサスエレファンツから、2022年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。同期には村松開人や田中幹也、福永裕基などの主力メンバーが揃う。
プロ1年目の昨季はファームで88試合に出場し、打率.205、1本塁打、13打点、6盗塁と打撃面で苦戦。とはいえ、同年オフには「2023アジアウインターベースボールリーグ」に参加し、15試合の出場で打率.259、1本塁打、6打点、6盗塁と一定の数字を残した。
プロ2年目の今季は外野手に転向し、開幕直後はファームで好調な打撃を見せた。だが、5月以降は調子が徐々に下降。
それでも、8月からは再び調子を上げ、99試合の出場で打率.250、23打点、14盗塁と前年を上回る数字をマーク。外野手としては94試合の出場で守備率.994と、堅い守りも光った。
一軍で活躍する上で、課題となるのは打撃力。強肩で俊足という武器を持ち合わせているだけに、バットでもアピールしていきたいところだ。
そんな中、今秋のキャンプでは、外野レギュラーの細川成也が一塁守備に再挑戦。来季、一塁に細川が入るとなると外野の枠が増えるため、濱にとってはチャンスとも言える。
しかし、ライバルも多い。川越誠司やブライト健太、さらには打撃面で成長を見せている尾田剛樹の存在もあり、楽な競争でないのは明白だ。
ブレイクを果たすためには、打撃力の向上が鍵となりそうだ。