ソフトバンク・サファテ、セーブ数でNPB史上新記録の可能性
現在両リーグトップとなる27セーブを挙げているサファテ。これまでセーブのシーズン記録は岩瀬仁紀(中日)と藤川球児(阪神)が記録した46セーブだが、それを超える可能性が高まっている。
2016/07/17
安定感抜群の守護神
広島に移籍してから身についたのは制球力だけではない。フォークボールというウイニングショットを覚えて、サファテは攻略しにくい投手になった。
今季のパの主要なクローザーの被打率は以下の通りだ。
1. サファテ(ソフトバンク)28セーブ 被打率.140
2. 西野勇士(ロッテ)20セーブ 被打率.234
3. 松井裕樹(楽天)19セーブ 被打率.226
4. 平野佳寿(オリックス)17セーブ 被打率.233
5. 増田達至(西武)14セーブ 被打率.265
6. 増井浩俊(日本ハム)10セーブ 被打率.313
7. マーティン(日本ハム)10セーブ 被打率.157
パのリーグ打率は.260だ。サファテはリーグ平均の半分しか安打を打たれていない。次元が違う投球をしているのだ。
ソフトバンク先発陣の防御率は、千賀滉大の2.86(7位)がトップ。大谷翔平や則本昂大に匹敵するずばぬけたエースはいない。
しかし、僅差でもリードを保って終盤までつなげば、絶対的なクローザーのサファテがいる。そういう意味ではソフトバンクのエースは、サファテと言ってもいいのではないか。
NPB史上初の50セーブの可能性に期待したい。