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支配下登録勝ち取ったホークス石川柊太が5日間の一軍で学んだこと――『ももクロ』力に大きな一歩

ホークス・石川柊太が、7月1日支配下登録されると5日に早くも一軍昇格。その後、登板機会がないままに再び二軍降格も、力強い速球は、首脳陣が絶賛するほどだ。

2016/07/20

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ケガに泣かされ続けた日々

“最も支配下に近い育成”といわれてきた石川柊太が、7月1日、念願の支配下登録を勝ち取った。そして5日、早くも一軍選手登録。プロ野球選手として、大きな一歩を踏み出した。
 
 ここまでの道のりは、決して平たんなものではなかった。
 創価大学から、2013年の育成ドラフトで1位指名を受けて入団した右腕は、期待されながらも、2年間はケガに泣くシーズンだった。それでも石川は、「焦ってはいない。ケガなくやれれば評価してもらえると思う」と前を向いていた。
 
 そして、今年5月21日に自身初の二軍戦登板を果たした。そのデビュー戦で先発し、5回3安打無失点と好投。自己最速150キロもマークした。
 
 水上善雄二軍監督も、「非常に良いピッチングをした。見ていてワクワクさせてくれる投手。三軍の時から良い投手だとずっと気になっていた。彼は良いものを持っている」と評価しながらも、「大事なのはこの次」と慎重な見方を示していた。これまで石川は、投げた後に違和感が出ることが多かったのだ。手術をしてからは少しずつ改善されてきたというが、投げた翌日に何も異常なく、そして、その次を無事に登板できるかが課題とされた。

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