【PR】 後半戦の注目プレイヤー[パ・リーグ編] 小宮山悟氏に聞く ~リアル連動プロ野球ゲーム「ベースボールマニア」企画特集~
2016/07/22
実際のプロ野球の成績がリアルにゲームに連動する「ベースボールマニア」。交流戦も終わり、レギュラーシーズンが再開。ペナントレースもいよいよ後半戦へ突入した。ソフトバンク、広島が首位独走するが、後半戦さらにプロ野球を楽しむために、さらにリアル連動プロ野球ゲーム「ベースボールマニア」で高ポイントを獲得するためにどんな選手に注目すべきか、プロ野球解説者・評論家の小宮山悟氏に聞いた。後編はパ・リーグだ。
「苦労人・城所(ソフトバンク)のチャンスを掴み取る力は見事」
――今回はパ・リーグ編です。まずは、首位のソフトバンクから、後半戦で活躍しそうな若手選手を挙げていってください。
小宮山 ソフトバンクは一軍の選手層が厚く、若手が勢いだけで簡単にレギュラーを掴めるようなチームではありません。何年か二軍や三軍で経験を積ませてから一軍に上げる、という育成方針を貫いているようです。そういう意味では、もう若手ではありませんが、交流戦でMVPに輝いた城所龍麿は、その象徴でしょう。
――プロ入り13年目の30歳です。
小宮山 私がまだ現役だったころに、既にプロ入りしていましたからね。昨年まで4番を務めていた李大浩が退団したことによって、長谷川をDHで起用できるようになった。外野のポジションに空きができて、そこを何人かの若手で争う中で数少ないチャンスをものにした。セ・リーグ編でも話しましたが、若手は一度チャンスを掴み損ねると、再びその機会に恵まれるまで待ち続けなければならず、そのプレッシャーは相当なもの。そういう厳しい環境に身を置きつつ、耐え忍んだ末にチャンスを掴んだのは見事です。
――この好調は後半戦も続きますか?
小宮山 確かに、交流戦で活躍したということは、セ・リーグのピッチャーを打ち崩しただけであって、パ・リーグのピッチャー相手に実績は残していません。そこに多少心配な点はありますが、きっと活躍してくれると思いますよ。
関谷(ロッテ)には、シーズン10勝をマークする実力がある
――続いて日本ハムのプロスペクトは?
小宮山 ソフトボール出身の大嶋匠に期待したいですね。
――今季はプロ初安打を記録しました。具体的にどこが良くなったのでしょう。
小宮山 速いボールに対する打撃は、プロ入り当初から問題ありませんでした。ソフトボールのあの投球を打ち返していたんですから。ただ、カーブなどの遅いボールを苦手にしていました。その遅いボールに対して待ってからスイングできるようになった点が大きいと思います。しかし、キャッチャーとして試合に出続けるのはまだ難しいんじゃないでしょうか。もっと経験を積む必要がありますね。
――ロッテはやはり、ルーキーの関谷亮太投手でしょうか。小宮山さんは開幕前に「パ・リーグの新人王は関谷投手」と予想していました。
小宮山 起用すれば結果を残す、と予想したのですが、思ったほど登板数は増えなかったですね(笑)。球威、コントロールともプロのアベレージ以上の能力を持っている。先発ローテの一角として起用し続ければ、シーズン10勝程度をマークする実力は十分に持っているはずなんです。ポイントは起用回数が増えるかどうか。後半戦に期待しましょう。
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