FAの“前哨戦”に…?プロ野球、複数年契約の提示を辞退した大物6人。単年契約選んだ一流選手たち
2025/01/04
産経新聞社
長野久義
投打:右投右打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1984年12月6日
経歴:筑陽学園高 – 日本大 – ホンダ
ドラフト:2009年ドラフト1位
読売ジャイアンツの最年長選手となった長野久義。長野もまた、複数年契約を提示された中で単年契約を結んだことがある。
筑陽学園高校、日本大学を経て社会人野球のHondaに進んだ長野。巨人でのプレーを熱望していたことからドラフト指名を2度拒否し、2009年にドラフト1位で念願の巨人入りを叶えた。
ルーキーイヤーから128試合出場、打率.288をマークして新人王を獲得。翌2011年に首位打者(.316)、2012年には最多安打(173安打)のタイトルを獲得するなど、すぐにプロの世界に適応した。
以降も巧みなバットコントロールを武器に安定した成績を残していたが、2016年オフの契約更改では複数年契約を断り、単年契約を選んだ。
その後、2018年オフに丸佳浩のFA人的補償で広島東洋カープに移籍。4年間のプレーを経て、2022年シーズン終了後に無償トレードで巨人へ復帰した。
今季は54試合の出場にとどまったが、チームのまとめ役になるなど、成績面以外でも大きな貢献を見せ、4年ぶりのリーグ優勝に尽力した。