FAの“前哨戦”に…?プロ野球、複数年契約の提示を辞退した大物6人。単年契約選んだ一流選手たち
2025/01/04
産経新聞社
近本光司
投打:左投左打
身長/体重:171cm/69kg
生年月日:1994年11月9日
経歴:社高 – 関西学院大 – 大阪ガス
ドラフト:2018年ドラフト1位
阪神タイガース不動のリードオフマンとして君臨している近本光司。今オフの契約更改では、複数年契約を辞退した。
社高校、関西学院大学を経て、大阪ガスに進んだ近本。チームを都市対抗優勝に導くなど走攻守3拍子揃った外野手として活躍し、2018年ドラフト1位で阪神タイガースに入団した。
ルーキーイヤーの2019年から中堅のレギュラーに定着し、142試合出場、打率.271、36盗塁をマーク。いきなり盗塁王のタイトルに輝いた。
翌2020年にも盗塁王(31個)を獲得すると、2021年には140試合出場で打率.313、178安打、10本塁打、24盗塁の好成績で、最多安打のタイトルを獲得。
その後も阪神打線を牽引した近本。昨季は打率.285、8本塁打、54打点、28盗塁をマークし、リーグ優勝、日本一の原動力となった。
今季も3年連続5度目の盗塁王(19個)に輝くなど、及第点以上の数字を残した近本。来季中の国内FA権取得が確実視される中、球団から複数年契約を提示されたが、単年契約を選択した。
チームでは今オフ、主砲の大山悠輔がFA宣言した背景もあるだけに、早くも来シーズン終了後の去就に注目が集まっている。