FA宣言の“伏線”か…プロ野球、単年契約を選んだ大物6人。来オフの去就が注目される選手たち
2025/01/10 NEW
産経新聞社
柳裕也(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:1994年4月22日
・経歴:横浜高 – 明治大
・ドラフト:2016年ドラフト1位
2025年オフにFA市場の目玉になり得るのが、ここまでのキャリアで4度の規定投球回に到達した実績を誇る柳裕也だ。
明治大から2016年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団すると、プロ3年目の2019年に先発ローテーションへ定着し、26試合の登板で2桁11勝をマーク。
2021年には26試合に登板し、11勝6敗、168奪三振、防御率2.20の活躍で投手2冠(最多奪三振、最優秀防御率)とベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。
2023年は24試合登板で4勝11敗と援護に恵まれず大きく負け越したが、規定投球回をクリアし、防御率2.44と及第点の成績を残した。
プロ8年目の2024年は、自身初の開幕投手を務めたが、大きく低迷。二軍調整の期間もあって13試合登板、4勝5敗、防御率3.76の成績に終わった。
順調にいけば2025年シーズン中に国内FA権を取得するため、オフの契約更改では複数契約の打診を受けたが、単年契約を選択。
中日では2024年オフ、福谷浩司がFA移籍しており、2年連続でのFA流出は避けたいところだろう。