多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手(6)衝撃の”5年ぶり巨人復帰”

まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手(6)衝撃の”5年ぶり巨人復帰”

2025/06/29 NEW

text By

photo

産経新聞社



記者会見に臨んだ小久保裕紀(左)と中田翔

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 近年はトレード移籍が頻繫に行われるようになったプロ野球の世界。今季も球界を震撼させる電撃トレードが実施された。これまでの歴史を振り返ると、こうした有力選手同士の交換トレードが多くあった一方、まさかの“代償なし”で移籍したプレーヤーもいた。そこで今回は、無償トレードで移籍となった選手を取り上げていく。

 

 

長野久義

巨人・長野久義
出身:佐賀県
投打:右投右打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1984年12月6日
ドラフト:2009年ドラフト1位
 
 2度の入団拒否を経て読売ジャイアンツに入団したものの、人的補償として一度はチームを去った選手が長野久義だ。
 
 日本大学で活躍した長野は、2006年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから指名されたが入団せず。Honda時代の2008年には千葉ロッテマリーンズから指名されるも、再び入団拒否。翌2009年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。
 

 
 ルーキーイヤーからヒットを量産し、新人王を受賞する活躍を見せると、その後も上位打線を任されて位打者、最多安打などのタイトルを獲得。巨人打線に欠かせない存在となった。
 
 しかし、2018年は入団後初めて規定打席未到達に終わると、丸佳浩の移籍による人的補償で広島東洋カープに移籍した。
 
 2020年には95試合に出場し、打率.285(規定未満)、10本塁打を放つなど存在感を示していたが、徐々に出場機会が減少。広島側の配慮から、2022年オフに無償トレードで巨人へ戻る形となった。
 
 復帰初年度となった2023年は、75試合出場で打率.259(規定未満)、6本塁打とまずまずの数字。昨季はベテランらしい働きを見せ、4年ぶりリーグ優勝に貢献した。

 

 
【関連記事】
まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手(1)
まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手(2)
まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手 全紹介

 
【了】



error: Content is protected !!