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【7月11日~13日セ・パ第25節展望】広島の足対巨人・小林の肩に注目。ロッテは王者ソフトバンクに食い下がるか

2016年7月11日~7月13日までの第25節、勝負のポイントはどこにあるか。

2016/07/12

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<パリーグ>

3位ロッテ(4勝1分)―1位ソフトバンク(9勝1分) 東京ドーム、QVCマリン

 上位の攻防戦に残りたいロッテは負けられない戦いになる。西武に3連勝した後、日本ハムに3連敗。メンタル的にはきついだろうが、そうは言っていられない。初戦の先発は2週間前の同じカードで勝利を挙げたエース・涌井。エースらしく最後までマウンドを守る姿勢で相手打線に対峙している。2戦目予定の関谷は前回対戦時のソフトバンク戦では6回1失点の好投を見せた。ソフトバンク打線を1失点に抑えられる投手はそう多くなく、今回も抜擢されそうだ。投手の課題は中継ぎ陣。内の離脱の穴は大きく、南を8回に抜擢するなどテコ入れが必要だ。打線は、角中を除いて調子に陰りが出てきた。前節は3試合とも、1、2番の組み合わせが異なるなど、調子の良し悪しをさぐっている状態といえるだろう。また鈴木の調子が落ち、井口を打線に入れるなども活性化を図っている。ただ、その分、代打陣が手薄になるだけに、背番号「9」の昇格をそろそろ検討したい。

 ソフトバンクは一時の勢いはないとはいえ、王者の強さは健在。2週間前の対戦では2勝1敗と勝ち越しているが、うち1勝は終盤の逆転勝ちで快勝とは言えなかった。2連戦となるこのカードは気を引き締めなければいけない。その初戦に立つのが、前回のロッテ戦、同じ東京ドームの試合で3回6失点と炎上した武田だ。苦手意識を持たないためにも、何とかリベンジしたい。2戦目の千賀も前回のロッテ戦は6回4失点。負け投手にならなかったが、本人はいい気がしていないはずだ。まだ今季無敗だけに、当然、勝利で終わりたいだろう。打線は1番に松田を入れる試合を続けている。今節も継続するか注目したい。松田の調子が上がり、4番・内川も好調をキープ、中村、本多らの状態もいい。今回の相手が前回の対戦で打ち崩せなかった二人だけに、チームは対策を練ってくるに違いない。そうしたベンチワークも楽しみにしたい。

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