ドラ1を“電撃放出”…まさかのトレードとなった大物(1)球界激震の”格差トレード“に
2025/02/06
産経新聞社
![現役時代の吉川光夫(左)と大田泰示](https://tc-baseballchannel.techorus-cdn.com/wp-content/uploads/2025/02/b6106fba1e6d8c8a8b5dd06a620f0de0.jpg)
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プロ野球の世界において、ドラフト1位で指名された選手は、誰よりも大きな期待を受けて入団する。しかし、思うような成績を残せなければ、ドラフト1位入団した選手でも、交換トレードで他球団に移籍するケースも少なくない。そこで今回は、トレード移籍を経験したドラ1戦士を紹介する。
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澤村拓一
投打:右投右打
身長/体重:184cm/105kg
生年月日:1988年4月3日
経歴:佐野日大高 – 中央大
ドラフト:2010年ドラフト1位
今季でプロ15年目となる澤村拓一は、メジャー挑戦やトレード移籍など、あらゆる経験を積み重ねている選手だ。
佐野日大高から中央大に進学すると、大学では150キロを優に超えるストレートで打者を圧倒。2010年ドラフト1位で読売ジャイアンツの一員となった。
プロ1年目から29試合に登板し、11勝11敗、防御率2.03をマーク。ルーキーながらも5完投を挙げる活躍を見せ、同年のセ・リーグ新人王に輝いた。
2015年にはクローザーに転向し、60試合の登板で36セーブ、防御率1.32をマーク。翌2016年には63試合の登板で37セーブ、防御率2.66の活躍で、最多セーブのタイトルを獲得した。
さまざまな役割を担った澤村だが、その後は徐々に登板機会が減少。そんな中、2020年9月に香月一也(現:オリックス)との交換トレードで千葉ロッテマリーンズへの移籍が決まった。
ロッテ移籍後は完全復活し、22試合の登板で13ホールド、防御率1.71の好成績を収めた。
翌2021年からはメジャーリーグに挑戦し、ボストン・レッドソックスで2年間プレー。その後、2023年にロッテへ復帰した。
すでにベテランの域に達しながらも、ストレートの威力はいまだ衰えていない。今季も重要な場面でマウンドを託されそうだ。
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