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ホークス東浜、4年目自己最多の勝利数は工藤塾の成果。指揮官「トレーニングを続けていくことが、マウンド上での自信に」

首位を守るソフトバンクの強みはやはり選手層だ。攝津正や中田賢一、バンデンハークが先発ローテから外れているが、東浜巨がしっかりその穴を埋めている。

2016/07/18

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工藤塾の成果が今季に

 沖縄尚学高校時代は3年のセンバツで優勝投手となった。決勝での完封は現在チームメートの松坂大輔(横浜高)以来。その後、亜細亜大学に進学し、1年春からリーグ戦に出場している。新人賞に始まり、最高殊勲選手に敢闘賞、ベストナインを獲得し東都大学リーグを代表する選手となった。

 そして、プロの世界に入ったわけだが、それまでとは異なり、1軍に定着できず思うような結果を残せずに3年を過ごした。

 昨秋のキャンプからは『工藤塾』で自らの体を知り、みっちりトレーニングに励んだ。顔をゆがめ、苦しさと向き合った成果が表れ始めている。

 「トレーニングを続けていくことが、マウンド上での自信につながっている。ここまでやってきたんだからと開き直ることもできるしね」と工藤監督は日々の努力を見守っている。

自己最多の6勝目をマークしているが、過去との比較や後半戦の勝ち星を気にすることはない。

 「シーズンはまだ半分だし、目の前の試合をしっかり投げるだけ。しっかり自分の仕事をしていければ」

 覚醒した右腕がどこまでチームの勝利に貢献できるのか。実績ある先輩投手をも脅かす存在となれるか、後半戦も楽しみだ。

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