「ガラスの天才」を脱せる…?プロ野球、故障離脱に苦しむ大物6人。ケガに苦しむ現役選手たち
2025/02/23 NEW
産経新聞社
荻野貴司
投打:右投右打
身長/体重:172cm/75kg
生年月日:1985年10月21日
経歴:奈良・郡山高 – 関西学院大 – トヨタ自動車
ドラフト:2009年ドラフト1位
いまやベテランとしてチームを引っ張る存在となった千葉ロッテマリーンズの荻野貴司も、故障に悩まされるシーズンを度々過ごした。
郡山高校から関西学院大学に進学すると、俊足を武器に盗塁を量産。社会人野球のトヨタ自動車でスカウトからの評価をさらに高め、2009年ドラフト1位でロッテに入団した。
プロ1年目の開幕直後から驚異的なペースで盗塁を成功させ、46試合で25盗塁をマーク。更なる記録が期待された中、スライディングの際に右膝を負傷。手術により同年のシーズンを終えた。
翌2011年も右膝手術の影響で23試合の出場に終わると、2014年には左肩の骨折など度重なる故障に悩まされ、規定打席に到達出来ないシーズンが続いた。
それでも、2019年には125試合に出場。自身初の規定打席をクリアし、打率.315、28盗塁の好成績を収めた。
2021年には全143試合に出場し打率.296、10本塁打、24盗塁、169安打をマーク。盗塁王、最多安打のタイトルに輝くなど、高い身体能力を発揮した。
近年は若手選手の台頭もあり出場機会が減少しているものの、昨季は80試合の出場で打率.279をマーク。チームに欠かせない選手であることは間違いない。