イチロー、今江敏晃、青木宣親、中田翔……フレッシュオールスターゲームMVPはスター選手への登竜門
7月14日、フレッシュオールスターゲームが岡山県の倉敷マスカットスタジアムで行われた。昨年は台風で中断されたので2年ぶり。イースタンリーグがウエスタンリーグを6-1で破り、5回に3ラン本塁打を打った巨人の岡本和真がMVPに選ばれた。
2016/07/15
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今年MVPの岡本は後半戦1軍昇格なるか
なかには残念ながら1軍で大活躍できずに現役を退いた選手もいるが、大部分が1軍でレギュラー級の選手へと成長している。
イチロー(鈴木一朗)は1992年の大会で、8回に中村紀洋の代打として打席に立ち、大洋の有働の2球目をライトスタンドに運んだ。これが決勝点となり、一振りでMVPを獲得した。翌年も出場したが、1994年にはイチローと改名し210安打を打ってスターダムにのし上がった。
2003年の今江敏晃は5番一塁で先発。1-3とイースタンがリードされている中で8回、一死満塁から走者一掃の逆転三塁打を放った。この年は一軍でプレーしていなかった今江だが、翌年から1軍出場が増え、2005年にはレギュラーで3割を打ち、日本一に貢献した。
フレッシュオールスターゲームはたった1試合だが、数少ないチャンスを活かして、大舞台で結果を残すような選手が出世するのではないか。
今年MVPをとった岡本和真は現在、イースタンリーグの打点王。ファーム屈指の強打者になっている。
岡本も先輩たちのように、このMVPをきっかけにスター選手に上り詰めることができるだろうか。