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【7月18日~20日セ・パ第26節展望】ホークスは東浜が先陣!昨季セ王者のヤクルトは反攻なるか

2016年7月18日~7月20日までの第26節、勝負のポイントはどこにあるか。

2016/07/18

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パリーグ

2位・日本ハム(8勝)―4位・楽天(3勝) 札幌ドーム、帯広
 首位・ソフトバンクを追いかける日本ハムは、是が非でも勝ち越したい。大谷が中指のマメ、有原がオールスターに出場とあって先発できないため、初戦はメンドーサを送り込む。今季通算5勝4敗と勝ち越しているが、昨年ほどのピッチングは見せていない。今季は無失点ピッチングがまだなく、持っている力が眠っている印象だ。優勝を狙うには、彼の復調が必要だ。打線は主砲・中田にやや調子が上向いてきているのが大きい。陽、田中が絶好調で安定しており、西川、岡ら若手に勢いがある。大野、市川の両捕手、中島、杉谷ら職人も適材適所の活躍を見せ、チームを支えている。
 
 一方の楽天は、CS争いの灯を消さないためにも、上位チームから星を取っていきたい。リーグ開幕、交流戦、リーグ再開、後半戦とすべての試合の開幕戦を任された則本は、まさにエースの存在感だ。オールスターでは痛打される場面もあったが、それだけに、この登板に懸けてくるだろう。日本ハム戦は4月以来の登板となるが、その際もメンドーサとの投げ合いを制している。打線は、合流即2試合で8打数3安打2本塁打と活躍したペレスの打撃に注目だ。まだ2試合だが、元気のない打線だけに活力を与えたい。オールスターに出場した岡島が今季好調だけに、岡島が出塁し、ぺレス、ウィーラー、今江ら主軸で得点を重ねて、勝利をもぎ取りたい。

5位・西武(5勝)―3位ロッテ(9勝) 西武プリンスドーム

 オールスターに総勢13人を送り込んだ両チームの対戦だ。それだけの戦力でありながら両チームの成績は雲泥の差だが、ホームの西武は巻き返しを図ることができるか。西武は初戦先発にエース・岸を立てる。ここをきてエースで再開するのは、勢いをつけたいからだろう。前回のロッテ戦では8回1失点と好投しているだけに、岸に懸かる期待は大きい。打線はもともと分厚い。オールスターの1戦目では栗山、2戦目では浅村が本塁打を放ち、メヒアはホームランダービーを制した。「強打の西武」の印象を植え付けたのは違いない。どう打線を組んでいくか。中村の調子が上がらない現状、「4番・浅村」で再スタートを切るという手を強く推したい。
 
 ロッテは現在5連敗中と苦しむ。オールスター休暇でリフレッシュして仕切り直しといきたいところだ。初戦の先発はスタンリッジ。2試合勝ち星はついていないが、前回登板は決して内容が悪いわけではなかった。相手先発が岸だけに、慎重な立ち上がりにしたい。序盤に複数失点だけは避けたいところだ。打線は、オールスター前のゲームで、高濱、清田を2軍再調整にして、根元、福浦のベテランを昇格させた。左の代打がいない現状は賢明な選択といえるだろう。角中、鈴木が好調をキープするなど、打線が悪くはないが、デスパイネ、ナバーロの調子に左右されるだけに、組み替えも必要となる。福浦をどう使っていくのか。ロッテを支えてきたフランチャイズプレイヤー。伊東監督の采配に注目したい。
 

1位・ソフトバンク(10勝)―6位オリックス(2勝) ヤフオクドーム、北九州

 首位ソフトバンクが最下位のオリックスを迎える3連戦となる。3戦目が引き分けを挟んで8連敗中の北九州での試合となるが、負のジンクスを払しょくできるか。初戦の先発は、東浜が上がる。今季好調の東浜を、オールスター明けの初戦に持ってくるとは工藤監督の采配も心憎い。未来のエース候補の鬼気としたピッチングを期待するとともに、若い先発陣の先陣を切ってもらいたい。好調の打線は後半戦も期待大だ。1番に入って調子を取り戻しつつある松田がオールスターを経て、どうパフォーマンスを上げてくるか注目したい。3番・柳田、4番・内川、5番・中村のクリーンアップが安定しているだけに、松田をどう絡ませるのか。工藤監督が打線を変えてくるのかどうかも注目したい。
 
 最下位のオリックスは、ヤクルトとのトレードを図るなど、打開策を練っている。投手陣がやや整備されてきているだけに、反攻に期待したい。初戦の先発はエース金子がマウンドに上がる。復帰して2戦目になるが、前回は立ち上がりこそ崩れたものの、その後、立て直した。今回のゲームはある程度、抑えるのではないだろうか。打線は、好調の糸井をどう生かしていくかだが、T‐岡田の奮起が必要だ。このまま打てないようだと、4番からの降格や2軍落ちだけでは済まされない状況に追い込まれる可能性だってある。エース金子でスタートを切る初戦は、是が非でも取りたい。

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