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藤川監督が復活させる…?阪神、2年ぶりのリーグ優勝に欠かせない大物選手6人

2025/03/04 NEW

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産経新聞社



湯浅京己

阪神・湯浅京己
投打:右投右打
身長/体重:183cm/82kg
生年月日:1999年7月17日
経歴:聖光学院高 – BC・富山
ドラフト:2018年ドラフト6位
 
 完全復活に向けて一歩ずつ前進しているのが、昨季は1軍登板がなかった湯浅京己である。
 
 聖光学院高時代は、腰痛の影響でマネージャーに転身。苦しい時期を乗り越え、高校3年時には最速140キロ中盤を計測するまでに成長した。
 

 
 その後、BCリーグ・富山サンダーバーズに進むと、防御率5点台と際立った成績ではなかったが、高い潜在能力が評価され、阪神タイガースからドラフト6位指名を受けた。
 
 プロ3年目の2021年に一軍デビューを飾ると、翌2022年に大ブレイク。同年はセットアッパーの役割を任され、59試合登板、45ホールドポイント(2勝43ホールド)、防御率1.09と圧巻の数字。最優秀中継ぎのタイトルに輝いた。
 
 さらに、2023年3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表にも選出され、世界一の一員となった。
 
 しかし、同年のレギュラーシーズンはわずか15試合登板で防御率4.40と低迷。昨季は国指定の難病である黄色靱帯骨化症を発症したこともあり、一軍登板なしに終わった。
 
 再起を目指す今季は、すでに実戦復帰を果たすなど順調な回復ぶりを見せている湯浅。再び一軍のブルペン陣を支える活躍を見せたいところだ。

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