台湾スターの系譜を継ぐ古林睿煬。スペシャルワンの先発調整開始は最高のサプライズ【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#245】
ファイターズの先発陣争いに台湾・統一からポスティングシステムで獲得した古林睿煬が加わることになりそうだ。オープン戦2試合で結果を残し、新庄監督に猛アピール。ローテーションの一角どころかエース級の活躍も期待したくなるほどのポテンシャルがある。
2025/03/22 NEW
産経新聞社

1軍クラスが最後の調整段階
開幕前、最後の調整段階である。1軍はオープン戦順位の「首位決戦」、ヤクルト戦で総仕上げだ。まぁ、オープン戦と公式戦は別物ではあるが、打線が好調だけに開幕ダッシュを期待したい。僕は3/20(祝)の越谷市民球場、イースタン西武戦を見てきた。この時期のイースタンは各球団、1軍クラスが調整のため出場することが多い。僕の目当てもそこにあった。キャンプ、練習試合、オープン戦とチームを見てきて、大体のイメージはつかめている。最終段階は何かプラスアルファの要素いうか、イメージを上積みできるスペシャルワンを探してしまう。
越谷市民球場は細野晴希→玉井大翔→柳川大晟→孫易磊のリレーだった。育成の大器、イーレイはともかくとして、僕の感覚では少なくとも玉井、柳川は1軍の戦力、細野は化ければ1軍ローテの一角に食い込んでおかしくない投手だ。スペシャルワンの期待という意味では細野だったが、まだ制球が甘かった。もちろん右打者の内懐にものすごい球が決まったりするのだ。ただ安定しない。2年目の「ドラ1左腕」は開幕1軍にまだ届かないと見た。待ち遠しい。台頭すれば山﨑福也、加藤貴之と違うタイプだけに面白いのだが。
玉井、柳川は持ち味を出していた。2人ともリリーフ想定で見たが、要はいかに術中にはめるかだ。リリーフは答えが早い。玉井は「内野ゴロを打たせる」、柳川は「三振を取る」、いつでもその仕事が求められる。彼らは1軍の仕事にありつけそうだ。調整を終えたら上で稼いでほしい。特に玉井の復調はチームの希望だ。またピンチの場面をゲッツーに切り取ってくれ。楽しみにしている。