ホークス・和田、上位チームの勝ち頭を意識。負けない投手が重要視する『1週間の過ごし方』
毎週金曜日に登板するホークス・和田。復帰1年目は首脳陣の期待通り、しっかりと試合を作り負けない投手として貢献している。8月は石川・有原と他チームの勝ち頭との対戦が増えることも、当然意識している。
2016/07/29
次回登板までにいかに100パーセントの状態に
7月22日(金)、パリーグ上位3チームは揃って勝利し、先発投手はこちらも揃って10勝目を挙げた。ソフトバンク・和田毅、日本ハム・有原航平、ロッテ・石川歩。有原は7回無失点、石川は1失点完投、そして和田は7回2失点という内容だった。試合後、「僕が一番ダメですね」と和田は反省まじりの笑みを浮かべた。
7月末から日本ハムと2週連続、次に千葉ロッテ、再び日本ハム、そしてロッテと8月末までの週末は、ソフトバンクを追うこの2チームとの対戦が続く。カード初戦、金曜日に先発している和田にとっても意識せずにはいられない。
「彼らがローテを守っているので、対戦することはわかりきっている。そこで勝てば波に乗れる。しっかり気を引き締めて1週間を過ごしたい」
ソフトバンクへの復帰1年目となる今季、チームを牽引する活躍を見せている和田。ローテをしっかり守り、ゲームを作って、また次の登板へ。工藤公康監督は「次回登板までの1週間の過ごし方が大事」とよく口にする。その“1週間”、和田はみっちりと体のケアに充てている。
「次回登板までにいかに100パーセントの状態に持っていけるか。そのために体の状態を確かめながら、トレーニングの量を判断しています。疲労を抜くことが大事。ある程度のルーティンはあるけど、良いと思ったことは取り入れます。そこは臨機応変にね。自分の体のことは自分が一番よく知っていますから」
全体練習の前にストレッチを中心にケアを行い、じっくり状態を把握する時間を1時間ほど設けている。また、自宅でもストレッチを欠かさない。「歳も歳なので、ケアはしっかり」と35歳のベテランは笑顔を見せる。