ホークス・和田、上位チームの勝ち頭を意識。負けない投手が重要視する『1週間の過ごし方』
毎週金曜日に登板するホークス・和田。復帰1年目は首脳陣の期待通り、しっかりと試合を作り負けない投手として貢献している。8月は石川・有原と他チームの勝ち頭との対戦が増えることも、当然意識している。
2016/07/29
工藤監督も負けない和田を評価
それでも、長いシーズン、ときには100パーセントにならないこともある。そのために「日頃から貯金を作っておくことも必要」だと言う。そうして、波があっても極力100パーセントに近づけるよう1週間を過ごす。実際にマウンドでしか確かめられないこともあるが、その前の準備とケアが大切なのだ。
10勝をマークした試合後、工藤監督は和田をこう称えた。
「3つしか負けていないことを評価したい。試合を作ってしっかり投げられている。負けないことが何よりも大事」
一人で7つの貯金を作ってチームに貢献している現状を「信頼の証」とも表現した。
この3敗について和田は「少ないとは思わない」と話す。もちろん、負けないに越したことはない。「負けることもある」とした上で、その負け方も重要だと言う。
「負けるにしても、ボロボロにやられるんじゃなくて、収穫がないとダメ。どうしようもないときもあるけど、次につなげられるようにしたい」と、内容を重視する。
経験と実績を重ねても、野球に向き合う姿勢は変わらない。これが若手投手のお手本とされる左腕の姿。決戦は金曜日、真夏のアツイ投げ合いが楽しみだ。
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