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再び1軍の“重要戦力”に!? 中日、2025年に再起を図る選手6人。主力クラスの復活は…?

2025/04/07

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産経新聞社



上林誠知

中日・上林誠知
投打:右投左打
身長/体重:185cm/90kg
生年月日:1995年8月1日
経歴:仙台育英高
ドラフト:2013年ドラフト4位
 
 オープン戦で結果を残した上林誠知も、巻き返しを図る選手の1人である。
 
 宮城の名門・仙台育英で甲子園を3度経験。高校通算23本塁打を記録し、その後、福岡ソフトバンクホークスにドラフト4位で入団した。
 

 
 プロ4年目に134試合の出場で13本塁打を放つと、翌2018年には22本塁打をマーク。レギュラーとしての地位を確立していた。
 
 しかし、2019年は右手の負傷で出番を減らし、打率.194でシーズンを終えた。2020年以降はさらに出場機会が減少したうえ、けがに悩まされることも増えていった。
  
 2023年オフには戦力外通告を受け、中日ドラゴンズに入団。入団初年度の昨季は、46試合の出場で打率.191、1本塁打、3打点に終わった。それでも、同年はファームでサイクル安打を達成するなど、復活の兆しを見せていた。
 
 そんな中、今季のオープン戦は15試合の出場で打率.341、3本塁打でフィニッシュ。シーズン開幕後の4月11日の阪神戦では、先制となる2点本塁打を放った。
 
 このまま本来の打棒を発揮し、チームを救うバッティングを見せられるか。

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