大谷翔平、打者専念ならば三冠王の可能性も? シミュレーションの数字が示す優れた打撃力
ここまで投手として17試合、打者として59試合に出場している日本ハムの大谷翔平。もしも、打者一本でプレーをしていたら、どのような成績を残していたのだろうか。
2016/08/03
大谷が打者一本ならパの最強打者?
先週(7月26日~31日)北海道日本ハムファイターズの大谷翔平は打者に専念し、21打数10安打2本塁打5打点、打率.476を記録した。この成績は、本塁打、打率がパ1位、打点も内川聖一と並ぶトップタイだった。
ご承知の通り、二刀流の大谷は59試合、197打席しか立っていない。それでも打者としても大谷は、今やリーグ屈指と言ってよいだろう。
もし、フル試合打者として出場していたら、現時点でどんな成績になるのだろうか。
フル出場をして、大谷の同僚の中田翔と同じだけ打席が回ってくる(中田は92試合、406打席1試合当たり4.41打席)と想定して、打者大谷翔平の打撃成績をシミュレーションしてみた。
その場合、打者大谷翔平の成績はこうなる。
【シミュレーションの成績】
94試合 415打席339打数120安打21二塁打2三塁打27本塁打76打点4盗塁2盗塁死70四球95三振 打率.354 出塁率.462
あくまでも、仮定の話だ。
そのシミュレーションで出てきた数字を、8月1日時点のランキングに当てはめてみると以下のようになる。
打率は
1.大谷翔平(日本ハム).354
2.角中勝也(ロッテ).333
3.陽 岱鋼(日本ハム).306
本塁打は
1.大谷翔平(日本ハム)27
1.メヒア(西武)27
3.レアード(日本ハム)26
打点は
1.大谷翔平(日本ハム)76
2.メヒア(西武)73
3.内川聖一(ソフトバンク)72
当然ながら「たら、れば」の話であり、ここまでうまくいくとは限らない。少なくとも打撃三冠王のタイトル争いに絡んでいる可能性は十分にあったと言えよう。