【8月2日埼玉西武対福岡ソフトバンク戦、BBC独自採点】今宮、沈んでいたホークス打線に勇気を与える一発
8月2日、埼玉西武対福岡ソフトバンク戦は2－6で福岡ソフトバンクが勝利を収めた。現地取材に基づき、この試合をベースボールチャンネル独自基準にて採点を行ってみたい。
2016/08/03
＜福岡ソフトバンクホークス＞
（二）明石 5.5
評 9回、最後の打席でのタイムリーヒットは貴重な一打。試合を楽にするだけでなく、投手陣の起用面においても、チームを助けた。
（指）長谷川5.5
評 初の2番起用で、6回の大量点をおぜん立て。天才肌の明石との1、2番コンビは投手にとっては嫌な存在に映ったはず。怖さを見せつけていた。
（中）柳田6.0
評 復調気配のライトフェンス直撃の彼らしい一打を放った。それもインコースを打っての1安打はこの後の戦いを楽にする。また、すぐさま盗塁を成功させたのも見事だ。
（一） 内川5.5
評 1安打のみも、今日はいぶし銀の活躍。6回に選んだ四球はタイムリー以上に岸に与えたダメージは大きかった。
（三）松田6.5
評 6回に追加点となる2点適時打を放った。岸のカーブをうまく拾い、技術力の高さを見せた。また、次打者の中村の二塁打で1塁から生還した走塁も隠れた好プレーだ。
（左）中村6.0
評 1安打ながらも、松田に続いての2点適時打。好投していた岸の息の根を止める貴重な一打だった。彼が6番にいるのは怖い。
（右）吉村5.0
評 チームで唯一無安打に終わり、何もできなかった。やや調子は下降気味。城所との入れ替えも十分に考えられそうだ。
（捕）鶴岡5.5
評 守備面での貢献が光る試合だった。武田の得意のカーブを多投せずに、要所で使う巧みなリードだった。
（遊）今宮7.0
評 投手戦の様相から起死回生の1発。試合の流れを一気に引き寄せる本塁打だった。また、その直後の守備で、無死三塁からダイビングキャッチで同点を阻止。9回に四球をきっちり選んで好機を拡大。攻守でチームを引っ張った。
＜投手＞
武田6.5
評 安定感のある投球でパリーグハーラートップタイの11勝目。強力な西武打線を手玉に取った。得意であるにしても、これだけ簡単に西武打線を牛耳ってしまうとは恐れ入る。6回の大量得点直後のホームランでの2失点は反省材料。ホームランは避けたい。
森福6.0
評 4点差がある中、秋山・森の左打者を抑えるために起用された。期待に応える形で、彼らにスイングをさせなかった。次戦以降の戦いにもプラスになる大仕事だった。
スアレス5.5
評 1人のみの登板も、浅村に全くスイングをさせなかった。森福の好投を無駄にしない、見事なピッチングだった。
＜途中出場＞
城所―
細川―
金子―
工藤監督 6.5
評 2番に長谷川を起用して見事に当たった。打撃コーチの進言を生かした。9回、4点差がありながら、左打者二人で始まる相手の攻撃に森福を登板させる采配には唸らされた。目の前の勝利と3連戦を見据えた、したたかな采配だ。