春夏連覇無敗の藤浪晋太郎と、2試合のみの大谷翔平。甲子園では明暗分かれる成績
セパを代表する投手、阪神の藤浪晋太郎と日本ハムの大谷翔平は、1994年生まれの同級生。ともに高校時代から屈指の好投手として知られていた。
2016/08/15
3年の夏、進化した藤浪の投球
3年生の夏、大谷翔平の花巻東は岩手県大会を順調に勝ち進む。球速は160km/hを超え、話題となるが決勝で盛岡大附に3ランを打たれるなど3-5で破れ、甲子園進出はならなかった。
藤浪晋太郎の大阪桐蔭は、夏の甲子園に出場。春に続いて快進撃が続く。
2回戦 木更津総合●2-8○大阪桐蔭
投手 先発 9回6被安打14奪三振2与四死球自責点1○
3回戦 ○大阪桐蔭6-2済々黌●
登板せず
準々決勝 ○大阪桐蔭8-1天理●
投手 先発 9回4被安打13奪三振2与四死球自責点1○
準決勝 明徳義塾●0-4○大阪桐蔭
投手 先発 9回2被安打8奪三振3与四死球自責点0○
決勝 ○大阪桐蔭3-0光星学院●
投手 先発 9回2被安打14奪三振2与四死球自責点0○
投球内容を見ても春よりも進歩の跡がうかがえる。球速も153km/hを記録した。なお春夏通じて1学年下の森友哉(現西武)がマスクをかぶっている。
藤浪晋太郎の甲子園通算成績は以下の通りだ。
9試合 9勝0敗76回53被安打90奪三振20与四死球自責点9 防御率1.07
甲子園では無敗のまま地元の阪神タイガースに入団した。
一方の大谷翔平の甲子園通算成績。
2試合 0勝2敗13.2回13被安打14奪三振16与四死球自責点6 防御率3.77
打者としては
2試合6打数2安打3打点1本塁打 打率.333
甲子園で勝利を記録することができなかった大谷は、一時メジャーリーグ挑戦の意欲を示していたが、日本ハムに説得されて入団、今や投打でNPBのトップクラスの存在になっている。
甲子園では明暗を分けた二人だが、野球人生は長い。好敵手、大谷翔平と藤浪晋太郎の争いはこれから佳境を迎えるのだ。