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巨人の夏到来、広島を猛追。大逆転Vへ絶対条件はブルペン整備【死亡遊戯コラム】

後半戦に入り、巨人が地力を見せてきた。広島とのゲーム差は一気に縮まってきた。投打の役者が揃ったが、まだ解決できていない問題がある。

2016/08/06

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ゲーム差は一気に5.5へ

逆襲の巨人だ。
後半戦11勝3敗、現在6連勝中。首位広島と最大11差あったゲーム差も5.5まで急接近。
夏本番、ペナントレースも残り40数試合。ここに来てようやく投打ともに役者が揃ってきた。

極度の貧打に悩んでいた打線は、7月24日のDeNA戦から「4番ファースト阿部慎之助」で固定して以降チームも8勝1敗の好成績。
このオーダーでダメなら万策尽きるという状況で由伸監督の決断に37歳のベテランが応えてみせた。
さらに19試合連続安打中の4番阿部の前後を打つ3番坂本勇人と5番村田修一も絶好調。
一時期調子が下降気味だった3番坂本は7試合連続マルチ安打中で、打率.337と上昇させリーグ首位打者を奪還。
5番村田はここ13試合で16打点と全盛期のような勝負強さを取り戻し、二塁打25本は現在両リーグトップだ。
そして日本野球に慣れてきたギャレットも16本塁打(チーム2位)、OPS.837と「恐怖の6番打者」として定着。
新打線変更後の9試合は1試合あたりの平均得点6.1と高い得点力を誇っている。

投手陣は開幕から大黒柱として獅子奮迅の投球を続けて来たエース菅野智之にはさすがに疲れが見えるものの、離脱していた助っ人やベテラン組が続々とローテに復帰。
昨季の最高勝率投手はマイコラスは7月31日のヤクルト戦で復帰後最長イニングとなる8回を投げ1失点、2年越しの13連勝をマークしてローレン夫人と歓喜のハグ。
オープン戦防御率10.32と絶不調に陥り限界説も囁かれた34歳の内海哲也は、交流戦期間中の6月1日オリックス戦で今季初勝利を記録すると、リーグ戦再開後5試合で4勝1敗と見事ローテの一角に返り咲いた。
この内海と同カードの6月2日のオリックス戦で今季初勝利を挙げたベテラン大竹寛も7月は3試合に先発して2勝0敗。
さらに3年目サウスポー田口麗斗が7月は3勝、防御率1.14で月間MVPを獲得。わずか年俸1800万円の20歳が次代の左のエースとして覚醒しつつある。

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