オリックス糸井が4000打数到達、プロ通算打率3割の領域に。史上最年長タイ盗塁王も射程圏内
オリックス・バファローズの糸井嘉男が、13日西武プリンスドームで行われた西武戦1回表の1打席目で、通算打率の記録として認められる規定打数の4000打数に到達した。
2016/08/14
現役では内川が.310とハイアベレージ
オリックス糸井嘉男のバットが好調だ。今季はここまで打率.298でリーグ3位、安打数は114本でリーグ7位の成績を挙げている。そして、プロ入り通算4000打数に到達した。糸井のプロ通算成績は以下の通りとなっている。
◆糸井嘉男のプロ通算成績
1126試合 4003打数 1202安打 打率.300
糸井は13日に行われた西武戦(西武プリンスドーム)の第1打席で、通算打率の規定打数として定められている4000打数に到達。結果は投手ゴロに終わったが、この時点で通算打率は.300。通算打率の規定打数をクリアしている現役選手のなかで打率3割台は、ソフトバンクの内川聖一と糸井の2人になった。
8月13日の試合終了時点で、4000打数以上の現役選手の通算打率ベスト5は以下の通りとなっている。
◆現役選手の通算打率ベスト5
1位 内川聖一(ソフトバンク)5964打数1847安打 打率.310
2位 糸井嘉男(オリックス)4003打数1202安打 打率.300
3位 福留孝介(阪神)5214打数1546安打 打率.2965
4位 中島宏之(オリックス)5150打数1526安打 打率.2963
5位 松井稼頭央(楽天)7047打数2060安打 打率.292
ソフトバンクの内川が.310のハイアベレージでトップ。糸井は2位にランクインされた。その他の3人は惜しくも2割9分台と3割には到達していない。現在の糸井は.300なので、このまま順調に3割台を維持できるかどうか注目だ。
長いプロ野球の歴史上でも、引退後に通算打率3割という記録が残っている選手は22人しかいない。トップが.320の成績を残したレロン・リー(ロッテ)、それに次ぐのが.319という記録を保持する小さな大打者、若松勉(ヤクルト)である。