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2016年新加入外国人通信簿、パ下位球団は失敗。セはリリーフと大物が活躍

今季の新加入外国人選手は、広島のジャクソンや日本ハムのマーティンらリリーフ投手の活躍が目立つ。一方パリーグ下位の3球団は選手数こそ多いものの、主力級の活躍を見せている選手は一人もいない。

2016/08/17

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カープVロードを支える2人の助っ人

 8月も中盤、両リーグのペナントレース争いもいよいよ大詰めを迎えようとしている。チームとしてはもちろん、基本的に1年契約の外国人選手たちにとっては来季の契約を勝ち取れるかが決まる大切な時期になる。今季の新加入外国人選手たちはここまでどのような活躍を見せているのだろうか。

 今シーズン特に目立つのが、リリーフ投手の活躍だ。セリーグでは、首位の広島を支えるジャクソン&ヘーゲンズのコンビを筆頭に、阪神の守護神を務めるマテオや火の車状態のヤクルト投手陣を支えるルーキらが剛球を武器に大きな戦力となっている。

 パリーグでは日本ハムのマーティンが、K/BB10.00と圧倒的な投球を見せ、6月途中に不振の増井からクローザーの座を奪取。来日1年目にしてオールスターにも選ばれた。ソフトバンクのスアレスもここまでリーグ2位の22ホールドとチームに欠かせない存在に。「あぶさん」の背番号90に恥じない活躍ぶりだ。

 リリーフ投手達が躍動しているのに対し、先発投手として目立つ活躍をしている選手は0。昨年はジョンソン(広島)、マイコラス(巨人)、ポレダ(巨人)の3投手が来日1年目ながら規定投球回数に到達したが、今季その可能性があるのは中日のジョーダンくらいだ。

 打者では、「MLB屈指の人格者」として知られたゴームズこそ、18試合の出場のみで退団してしまったが、その他の大物2選手は堅調。MLB通算122本塁打の巨人・ギャレットはここまでOPS.878。中日のビシエドも好不調の波こそ激しいが、本塁打と打点はチームトップ。早期復帰となれば25本塁打、80打点には手が届きそうだ。

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