阪神西岡は復活なるか? アキレス腱断裂の大怪我を乗り越えた選手たち
アキレス腱断裂の大怪我を負った阪神の西岡剛。過去には前田智徳や門田博光ら数々の選手が同じ怪我を乗り越え、活躍してきた。
2016/08/18
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代打の切り札、大洋のエースも……
「浪速の春団治」川藤幸三もアキレス腱断裂の経験者。67年のドラフトで阪神に入団、69年にウエスタンリーグで盗塁王を獲得するなど、当時は俊足を武器としていた川藤。74年には守備固め・代走を中心に106試合に出場している。しかしその後アキレス腱を断裂、以降自分の役割を代打のみに絞り、長年に渡って切り札として活躍した。1度もレギュラーになることはなかったが、現在でもファンからは、絶大な人気を誇っている。
投手では、「稲妻フォーク」を武器に活躍した大洋のエース、遠藤一彦がアキレス腱断裂を経験。復帰3年目の1990年にストッパーとして21S、防御率2.17の活躍を見せてカムバック賞を受賞している。
昨年はMLBのセントルイス・カージナルスのエース、アダム・ウェインライトが打席から走り出した際に、左アキレス腱を断裂した。復帰1年目の今季は、未だ完全復活とはいえない状態が続いているが、ここまで9勝(7敗)をあげている。
今年5月29日にはロッテの大松尚逸も2軍戦で同様の怪我を負った。前田、川藤は若くして大怪我を負ったものの、門田、遠藤、ウェインライトの3人は今の西岡(32)、大松(33)と近い30歳前後で大怪我を経験、その後カムバックしている。
彼ら2人が再び活躍する日が来ることを期待したい。