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高卒1年目で”即戦力”…新人離れの成績残した歴代野手(6)野手で唯一のゴールデングラブ賞

2025/06/23

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産経新聞社



西武時代の清原和博(左)と中日時代の立浪和義

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 開幕から熱い戦いを繰り広げている今シーズンのプロ野球。今季も多くの球団で新人選手が戦力となっており、一軍の舞台で存在感を示している選手が多数存在する。そこで今回は、高卒1年目に圧倒的な活躍を見せた選手6人を紹介する。<野手編>

 

 

立浪和義


 
1年目成績:110試合、打率.223、75安打、4本塁打、18打点、22盗塁
 
 1987年にPL学園の主将として、史上4校目となる春夏連覇に貢献。同年のドラフトで、南海ホークスと中日ドラゴンズによる競合となり、結果中日に入団した。
 
 ルーキーイヤーはキャンプからその素質を首脳陣に見抜かれ、「2番・ショート」で開幕スタメンに抜擢される。昨年度のセ・リーグベストナインを獲得した宇野勝をセカンドにコンバートしての立浪の起用となった。大洋との開幕戦では、28年ぶり3人目となる高卒新人野手の開幕戦安打を記録する。同年のオールスターにはファン投票で選出された。
 

 
 チームはその年リーグ優勝を果たし、立浪はレギュラーとして優勝に貢献。新人離れした守備と高い走塁技術が評価され、新人王とゴールデングラブ賞を受賞した。新人王の獲得は高卒新人野手としては立浪が最後で、高卒新人野手のゴールデングラブ賞受賞は球史において唯一となっている。
 
 その後は歴代最多となる487二塁打、歴代8位となる2480安打を記録。「ミスター・ドラゴンズ」として愛され、2022年からは監督としてチームの指揮を執った。
 
 しかし、就任3年間でAクラス入りを果たせず、昨季限りでの退任となった。

 

 
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【了】



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