コンバートで覚醒!捕手から転向してブレイクした名選手6人。才能を開花させた選手たち
2025/05/27
産経新聞社
関川浩一
投打:右投左打
身長/体重:178cm/75kg
生年月日:1969年4月1日
経歴:桐蔭学園高 – 駒澤大
ドラフト:1990年ドラフト2位
闘志あふれるプレーが特徴的だった関川浩一は、捕手から外野手1本となり成功した選手である。
1990年ドラフト2位で阪神タイガースに入団。プロ1年目から一軍でマスクを被るも、当時は正捕手の木戸克彦、山田勝彦などが正捕手として出場していたため、捕手としての出場機会は多くなかった。
それでも、プロ3年目の1993年には89試合、翌1994年には103試合と出場機会が増えていく。1995年には初の規定打席に到達し、124試合の出場で打率.295、2本塁打、30打点、12盗塁の成績を残した。
プロ7年目には95試合の出場で打率.306(規定未満)、5本塁打、26打点の好成績を残す。一方、同年も捕手のみではなく、外野との併用が続いていた。
そんな中、関川に転機が訪れる。それが、同年オフの中日ドラゴンズとの2対2のトレードである。
広いナゴヤドームを生かした守備を生かすために、新天地では外野手1本で起用された。移籍1年目の1998年には、125試合の出場で打率.285、1本塁打、36打点、15盗塁の好成績をマーク。
そして、翌1999年には135試合の出場で、打率.330、4本塁打、60打点、20盗塁とキャリアハイの成績を残し、中日の優勝に貢献した。
走攻守にわたって気持ちの入った関川のプレーは、阪神時代の鬱憤を晴らすように躍動していた。