松坂、杉内、サブロー、栗原……過去に主力で活躍も、故障やチーム事情で今季一軍未出場の選手たち
これまでスタメンを張っていた選手でも気が付けばベンチ、二軍にいるのがプロ野球の世界だ。今シーズンも残りの試合数が少なくなっているが、今季未出場の選手はどのくらいいるのだろうか。
2016/08/22
セは杉内、黒羽根らが今季未出場
セリーグ
■巨人
投手
杉内俊哉 35歳 通算142勝0セーブ0ホールド 2015年は17試合登板
■広島
捕手
倉義和 41歳 通算339安打23本塁打 2015年は1試合出場
内野手
梵英心 35歳 通算990安打74本塁打 2015年は96試合に出場
外野手
廣瀬純 37歳 通算595安打51本塁打 2014年を最後に出場なし
■中日
投手
浅尾拓也 31歳 通算38勝23セーブ199ホールド 2015年は36試合に登板
八木智哉 32歳 通算38勝0セーブ0ホールド 2015年は14試合に登板
外野手
多村仁志 39歳 通算1162安打195本塁打 2015年はDeNAで4試合に出場 育成枠なので今季出場なし
■DeNA
投手
林昌範 32歳 通算22勝22セーブ99ホールド 2015年は24試合に登板
捕手
黒羽根利規 29歳 通算162安打6本塁打 2015年は63試合に出場
巨人の左腕エース、杉内は股関節の手術のリハビリを経て、7月に三軍、8月には二軍で実戦復帰を果たした。今後、先発はあるか?
広島の倉は現在二軍バッテリーコーチも兼ねており、石原・會澤らがいるだけに一軍での出場機会は厳しいだろう。
中日の多村は現役続行の道を求めてDeNAから育成枠で中日に移籍、2軍では1本塁打を放っているが、結局期限の7月末までに支配下登録はされなかった。
DeNAの黒羽根は、新人戸柱に正捕手の座を奪われ、今季はまだ一軍のマスクをかぶっていない。
プロ野球界は新陳代謝が激しい。かつてのレギュラー選手が控えになり、出場機会がなくなるのはやむを得ないことではある。
しかしベテラン選手の再起は、ファンに勇気を与える。
今季、未出場の有名選手の中で、何人が「復活の物語」を作ることができるだろうか?