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ホークスV再加速へ、打開策を模索する工藤監督。流れを繰り寄せる“ラッキーボーイ”は現れるか

パリーグを独走していた福岡ソフトバンクホークスが後半戦に入ると、まさかの苦戦。北海道日本ハムファイターズとのゲーム差がなくなった。チームを勢いづける”ラッキーボーイ”は現れるか。

2016/08/24

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足で存在感をアピールした牧原

 野手では牧原大成。開幕は二軍で迎えたが、一軍との行き来を三度繰り返した。内野手登録ながら、外野での出場も重ね、求められる役割に応えている。試合前練習では鳥越裕介内野守備走塁コーチとはマンツーマンの守備練習に取り組む。一つひとつの動作を確認しながらのキャッチボールやゴロ取りなど、みっちり基礎練習している姿をよく目にする。

 8月23日、東北楽天との試合では1点を追う8回、先頭の長谷川勇也が四球で出塁すると、代走として出番が回ってきた。「モーションが大きいのはわかっていたので、思い切りいこうと思っていた」と、盗塁に成功。悪送球により三塁まで進んだ。本人の言葉通り、ミコライオのモーションを盗み、嶋基宏のエラーを誘う形となったことでチャンスが拡大。一死後、福田秀平の捕ゴロの間に好判断でホームへ生還した。

「いい走塁をしてくれた。ファインプレーだったね」と工藤監督も絶賛。足でアピールに成功した。

 この日は午前中にヤフオクドームで二軍戦が行われた。そこでも三塁打で出塁後、ワイルドピッチの間に本塁を陥れた。

「二軍だから失敗していいということはない。試合に出て、スタートを切ってみないと感覚がわからない部分もある。成功することによって自信になります」

 シーズン終盤、彼らの躍動する姿が見られるだろうか。

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