侍ジャパンU-18で主将も経験。鷹未来の正捕手候補・栗原陵矢は「センスあふれる選手」
ホークスの二軍、三軍には将来性豊かな選手が揃う。2年目の捕手・栗原陵矢もその一人だ。2014年高校日本代表の主将も務めた逸材は、正捕手獲りを目指して、二軍で奮闘している。
2016/08/27
信頼されるキャッチャーに
理想の選手はあえて語らない。
いまだかつていなかったような選手を目指しているからだ。
「三軍ではクリーンナップを任されても、二軍にはもっといいバッターがいっぱいいる。まずは、バントやチーム打撃の確実性を上げないと。様々な役割でチームに貢献できる『1番捕手』になりたい」
打撃面では首脳陣からも一定の評価を得ているものの、“信頼されるキャッチャーになる”上で、配球やスローイングなど課題は多い。
今月17日のウエスタンリーグ阪神戦。捕手としてスタメン出場するも、9回に四球で走者を2人出したところで交代を告げられた。「自分が信頼されていれば……」。
24日の広島戦では6回からマスクをかぶるも、1被弾含む5失点。試合後「野球って難しいわ~」と悔しさを噛みしめ、野球ノートにひたすらメモを取っていた。「まずは二軍で信頼されるキャッチャーになる!」と気合いに満ちた。
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