侍ジャパンU-18で主将も経験。鷹未来の正捕手候補・栗原陵矢は「センスあふれる選手」
ホークスの二軍、三軍には将来性豊かな選手が揃う。2年目の捕手・栗原陵矢もその一人だ。2014年高校日本代表の主将も務めた逸材は、正捕手獲りを目指して、二軍で奮闘している。
2016/08/27
「もっと自分を出してほしい」
様々な投手の特徴を覚えるのにも必死だ。
特に、先輩とバッテリーを組む時は緊張し、サインに首を振られるとどうしたらいいかわからなくなることもあるという。それでも試合後、「さっきのリードどうでしたか」と先輩にアドバイスを乞う。学ぶ姿勢も貪欲だ。
そんな栗原の姿に田村二軍バッテリーコーチは、「まだリード云々ではない。ピッチャーを知ることから。体力をつけて……まあ、これからでしょ!」と叱咤激励する。
栗原陵矢という選手を、水上二軍監督は「バッターとしても、キャッチャーとしても、才能あふれた選手。チームをまとめられるキャラクターでもある」と認めている。
ただ、まだチーム内で、遠慮している部分を感じるという。
「もっと自分を出してほしい。今でも、十分いじられキャラなんだけどね。ギータみたいに、すごい選手なんだけどみんなにいじられる、愛されるすごい選手になってほしい」
みんなから期待と愛情を受けて――栗原陵矢の躍進劇はこれからだ。