【MLB】優勝を機に、米メディア”広島・黒田の今オフ引退も”と大胆予想、「将来的にヤ軍やド軍は指導者として希望」
25年ぶりの優勝が近づきつつあるカープ。その貢献者の一人は何といっても黒田博樹だろう。経験豊かなベテランの存在は、技術面・精神面ともに投手陣へ絶大な影響を与えた。その黒田の去就に関して、米メディアが大胆な予想をしている。
2016/09/04
満身創痍のシーズン。投手陣に絶大な影響力
ハイペースでVロードを突き進む鯉が久々に小休止した。首位・広島は3日、ヤクルト戦(神宮)に1-3で黒星。連勝は4で止まったものの、2位・巨人も敗れたためリーグ優勝へのマジックナンバーは「6」に減った。これまでと変わらず最短での優勝日は7日に本拠地・マツダスタジアムで行われる中日戦だ。
この日、中6日で先発マウンドに立ったのは黒田博樹投手。
41歳のベテラン右腕は5回を105球、5四死球5安打3失点と制球に苦しみながら精彩を欠いて今季8敗目を喫した。しかしながら、満身創痍のまま体にムチを打って必死の力投を続けている右腕の頑張りは誰もが認めるところ。2009年8月15日のダイヤモンドバックス戦で右側頭部に打球を受けて降板して以来、慢性的に右頸部(けいぶ)の神経根症を抱えていることは有名な話だ。
今季はその患部がシーズン序盤から繰り返し悲鳴を上げながらも「ギブ・アップ」しないのは、いよいよチームとして25年ぶりの悲願達成が目前に迫っているからこそ。ここまで今季2度の登録抹消があったが再登録はそれぞれ順に11日後、12日後といずれも長期離脱とはならずほぼ最短に近い形で復帰を果たしている。
しかしながら生まれ育ったカープで初めて勝利の美酒を味わう日が目前に迫り、海の向こう、アメリカからはこの優勝を機に、日米通算20年の現役生活にピリオドを打つのではないかと予測する声が上がり始めているのだ。