カープ新井貴浩、無類の勝負強さでセ制覇に貢献。セリーグ最高齢での打点王なるか
今季セリーグ制覇の原動力となった、カープの新井貴浩。もし打点王に輝けば、セリーグ最年長での受賞となる。
2016/09/12
抜群の勝負強さを見せ、打点に
広島東洋カープが25年ぶりの優勝を果たした。投打ともに充実していたが、打線の中軸で打点を荒稼ぎしたのが新井貴浩だった。
8年ぶりに広島に復帰した昨年は、打率こそ.275とまずまずだったが、本塁打は7本、打点は57と、全盛期には程遠い成績だった。
一方今年は、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩と1~3番打者の出塁率が高く、その走者を見事に還しているのが新井だ。打率も.304、18本塁打と好調だが、さらに得点圏打数がセリーグ1番で、得点圏打率.342と抜群の勝負強さを見せている。11日試合終了時点で98打点を挙げた。
現時点で東京ヤクルトの山田哲人と2点差ながら、リーグ1位につけている。
新井は現在39歳7カ月。もし打点王をとれば、セリーグ最高齢での達成者となる。
NPB打点王の高齢者5傑 年齢は各年10月1日時点
1. 門田博光(南海)1988年 125打点 40歳7カ月
2. Tローズ(オリックス)2008年 118打点 40歳1カ月
3. 山﨑武司(楽天)2007年 108打点 38歳10カ月
4. 王 貞治(巨人)1978年 118打点 38歳4カ月
5. 衣笠祥雄(広島)1984年 102打点 37歳9カ月
もし新井が獲得すると、1978年の王貞治を抜いてセリーグ1位、NPBで4位にランクインすることになる。