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恐るべし阪神の”再生工場”!タイガース移籍で飛躍した投手(4)トレード候補から“大出世”

2025/06/26 NEW

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産経新聞社



(左から)スアレス、大竹、スタンリッジ

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 プロ野球の世界では、環境の変化によって苦しんでいた選手が復活、覚醒した例も少なくない。野村克也監督が選手を復活させた際には、「野村再生工場」という言葉が使われた。他にも、投手力に強みを持つ阪神タイガースでは、数々の選手が復活、覚醒を果たしてきた。今回は、阪神に移籍したことで成績を大きく飛躍させた投手を紹介する。

桑原謙太朗

阪神・桑原謙太朗
投打:右投右打
身長/体重:184cm/86kg
生年月日:1985年10月29日
ドラフト:2007年大学生・社会人ドラフト3巡目

 
 オリックス・バファローズでは後がない状況となっていた桑原謙太朗。阪神タイガース移籍を機に大きな飛躍を遂げた。
 
 奈良産業大から2007年ドラフト3巡目で横浜ベイスターズに入団。ルーキーイヤーから先発、リリーフの両方でフル回転し、30試合に登板。
 

 
 翌年は11試合の登板ながら防御率1.76を記録し飛躍を予感させたが、2010年は防御率6.12と不振に。同年11月にトレードでオリックス・バファローズへ移籍した。
 
 しかし、オリックス移籍後も一軍で結果を残せず。4シーズンで通算22試合の登板にとどまると、2014年に白仁田寛和とのトレードで阪神へ移籍した。
 
 阪神移籍3年目となった2017年、キャリアハイを大幅に更新する67試合に登板し、39ホールド、防御率1.51という好成績を記録。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。
 
 翌2018年も62試合の登板で32ホールド、防御率2.68と安定した成績を残したが、2019年以降は故障に苦しみ、2021年限りでユニフォームを脱いだ。

 

 
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【了】



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